私は大学を卒業し、販売職に就きましたが、次の就職先が決まっていないのに、3ヶ月間働いて辞めてしまいました。以後、9ヶ月にわたって、ニートな生活を送ることになるのですが、精神的にとても辛かったです。
今から考えれば、ぜいたくで、のん気なことをしていたと思うのですが、最初のうちは「自分が本当にしたいことは何なのか」という『自分探し』をしていたのです。しかし、すぐに「この先、どうやって食べていけば良いのだろうか」という経済的な悩みに苦しむようになりました。
収入ゼロの人間が、働かずに家にいるのは、肩身が狭かったのです。特に、もうずぐ定年という父親からの視線が痛く、顔を合わせないようにしていました。父が会社に行ったのを確認してから、私は布団から出るという生活が続きました…。この続きは後述します。
さて、ニート時代の作ったこのサイトも、早いもので今年で4年目に突入することになりました。
その間、私はなんとか就職することができ、さらにその会社を辞めることなく、3年目の社会人生活を無事、迎えることができました(汗)。仕事にも慣れ、定期的な収入があるので、経済的にも生活が安定し、精神的にも余裕が生まれたので、サイトを全面的にリニューアルしようと思った次第です。
また、最初にサイトを作成してから、ほとんど更新しない状態でしたので、作成した当時の心境と、考え方が変わった点もたくさんあります。今にして思えば、考え方が未熟な点も多々ありましたが、大目に見てくださいませ。
サイトをリニューアルするに当たり、皆様に伝えたいことを改めて考えてみたのですが、先に結論から申し上げますと、「私のニート体験から、社会復帰できるまでの経緯を交えながら、この格差社会といわれる時代で生き残るためにはどうすれば良いのかを考えるサイト」にしたいと思います。
というのも、後ほどご説明しますが、当初、このサイトはニートの方々に向けて作ったサイトだったのですが、このサイトをご覧になっている多くの方は、ニートの方々ではなく、実は、将来に漠然と不安を持っている正社員、派遣社員、フリーターの方々であり、普通に現在バリバリ働いている方々ということが、サイトを継続していくなかで分かりました。
当サイトが、ニートの方々を含め、格差社会に苦しんでいる全ての方々、あるいは仕事の面で、漠然と将来に不安を持っている方のお役に立てれば幸いでございます。
ニートになる原因とは?
なぜ、私がニートになってしまったのか? 会社を辞め、ニート生活が長引くにつれ、 「自分がなぜこんな辛い人生を送ることになってしまったのか」 よく考えたものでした。 そして、考えた挙句、最後にはいつも同じ結論でした。 「自分はなんてダメ人間なのだろう」 「自分が生きてる意味ない」と…。 落ち込んで何もできずに、部屋にこもっていました。 以下に、私のダメな部分を箇条書きにしてみます。
私のダメな部分
- コミュニケーションを取るのが苦手
- 極端に自分に自信がない
- 自分に自信がない割りに、他人を見下すようなとこがある
- 自己中心的である
- 人への気遣いが足りない
- 運動が苦手
- 「自分はダメな人間だ」と開き直って、努力せずに、すぐにあきらめる
- ニートになった原因を、親の教育のせいにする
- 基本的にうまくいかないことがあると、他人のせいにして、八つ当たりする
ニート状態でも、少しでも就職に向けて動き出さないと、状況はどんどん悪くなる…
■1、期限を決めて、自分を追い込む
上に私のダメな部分を箇条書きにしましたが、どう思われたでしょうか? これを読んでる皆さんは、私ほどひどい状況ではないと思います(笑)。 あえて自分のダメな部分について、一つずつ言及はしません。 というのも、自分のダメな部分、ニートになった原因などを、 ずっと考えたところで、必ずしもニートから脱出できるわけではないのです。
私がニート状態から脱出できたのは、結果論ですが、朝日新聞の求人広告で掲載されていた塾に応募したことでした。それが私の転機です。なぜ私は応募という行動ができたのでしょうか。
いろいろ考え分析した結果、
ようやく応募という行動に結びついた…ということではありません。
深く物事を考え 、行動を起こしたというよりも、もっと衝動的なものです。つまり、「精神的にも、経済的にも苦しいこのニート生活から脱出したい…、とにかく仕事に就きたい…」
という単純な思いから、求人に応募したのです。 もちろん、ある日突然、いきなり積極的になって、
次から次へと求人に応募し、履歴書を出した…ということではありません。
履歴書を書くことすら、気が重く、なんとかポストまで投函した…というのが正直なところです。
ですが、新聞の求人を見たり、嫌々でも就職活動に向けて何か行動を起こすこと、小さなことでも良いから、何かしら行動することが重要だと思うのです。うまくいかなくても、失敗することにより、何か感じること、得られるものがあるはずです。残念なことに、行動しなければ失敗することすらできません。失敗自体は確かに良いことではありませんが、失敗が全くの無意味なことと決めつけるのはもったいないのです。
本当に自分のやりたいことは何だろう…と考えることも必要ですが、自分で期限(デッドライン)を決め、自分を追い込むことも大切です。締め切りがないと、いつまでたっても、ダラダラしてしまい、いつまでも結論を先延ばしにしてしまいます。例えば、ある一定期間考えて、結論が出ないなら、あきらめて、素直に就職活動をする…と自分に課すことも必要です。自分で期限を区切ることは大変かもしれませんが、誰かが「締め切り」を作ってくれるのは子供の世界です。大人の世界は自分で期限を設定するのです。
■2、自分の将来に不安を持っている人が多い…
冒頭で申しあげましたが、当サイトをご覧になられてる方々は、ニートの方々よりも、今現在、正社員、派遣社員、フリーターなどの雇用形態で働いている方々だと思われます。おそらく、フツーに社会人として、立派に働いている方々が、なんとなくネットサーフィンをしているうちに、「ニート」で検索をして、お越しになったのではないでしょうか(笑)。終身雇用も崩壊し、格差社会と言われる中で、将来に漠然と不安を持っている方々が多いのだと思います。何より、私自身も将来は不安です(汗)。
当サイトは以前から、正社員からアルバイトまで様々な就職・転職支援サイトを紹介しています。アフィリエイトシステムを導入しているので、当サイト経由で登録していただいた方の数が分かるのですが、当初は、アルバイトや派遣から正社員の道を考える人が多いと思っていたのです。しかし、結果的には、正社員の求人がメインの転職支援サイトである、株式会社リクルートエージェントに登録される方が一番、多かったのです。次にほぼ同じ割合で、派遣とアルバイトの登録サイトという状況です。正社員と非正規雇用の生涯賃金の差が、2億円近くになるということを考えると、正社員を目指す人が多いのも納得はできます。ただ、人によってベストな雇用形態もあるでしょうし、一概には言えないですが…。
■3、会社を辞めて、やりたいことが見えているか?
私は最初に勤めた会社を3ヶ月で辞めましたが、 冒頭に申し上げたように、 次の就職先が決まらないのに、辞めてしまったのですが、このことは今でも失敗だったと思っています。 もっとも、次の就職先が決まってから辞めるのが当たり前ですが、 仕事が決まらない状態で就職活動するのは、 精神衛生上、良くありません。
私のように、「今の仕事が嫌だから、何も考えずに辞めてしまった」というのは、悪いパターンです。何が嫌なことがあって転職を考える場合はは注意が必要です。仕事自体が嫌なのか?仕事自体に不満はないが、人間関係が嫌なのか?冷静に考えると、今の会社を辞める必要がない方も多いでしょう。
会社を辞める原因の一番の理由は、 「人間関係」だそうです。私はコミュニケーションが苦手なので、 人間関係に気を遣い過ぎて、疲れることも多いです。 しかし、「上司が意地悪だ…。 職場で嫌な人がいる。」などという理由で辞めるのも危険です。
おそらく、どんな職場に行っても、 また「人間関係」の問題で辞めたくなるのではないでしょうか? 結局、人間関係の問題でつまづく人は、どこの職場に行っても、同じようにまたつまづくのです。というのも、私自身、今の職場にそれなりに満足してるとはいえ、辞めたいと思ったことは何度となくあります。前の職場を3ヶ月で辞めたこともあり、またすぐには辞められないという意識もあって、踏みとどまっていますが…。結局、私自身がコミュニケーションなど対人関係における能力を高めない限り、また同じ人間関係のことで辞めたいと思ってしまうのです。
ただ、人それぞれ状況は全く違うので、 今の仕事を辞めて、次の職場を探したほうが良いケースも、もちろんあるとは思います。 事実、私自身も、次の就職先を決めずに辞めたこと自体は本当に反省していますし、 仕事が嫌で、辛くて辞めたことも、我慢強さがなく情けないです。しかし、 それでも正直言って、以前の会社には、勤めたいとは思いません。 今の職場にそれなりに満足しているから言えることかもしれませんが、結果的には辞めて良かった…と思っています。
どのような状態のときに、転職するべきなのか?という問題ですが、各人の置かれている状況でかなり違うので、一概には言えませんが、強いて言えば、次にやりたいことが明確に見えていて、転職に向けての下準備をしっかりしておく必要があるのではないでしょうか。例えば、自分が転職したい業界があるなら、その業界の情報を集めるのはもちろんのこと、友達や知人のつてをたどって、その業界の話を実際に聞いてみるのも、効果的です。生の情報はなかなか実際に働いている人でないと聞けないものです。
あと何度も繰り返しになりますが、次の就職先を決めてから会社を辞めましょう。精神的な問題もありますが、経済的な問題です。 家が裕福なご家庭なら大丈夫でしょうが、 定期的な収入がない状態というのは、精神的に辛いですし、 経済的に余裕がない場合は、本当に衣食住に困るという事態が発生します 。生きるために働く…というと、 夢も何にもないような感じがしますが、 生きるためには最低限のお金が必要なのです。私はニート時代にお金の大切さを、今更ながらに実感しました。 そして、生きるために働くのですが、「働く楽しさ」も確かにあります。お金のためだけに働いていると思うと、辛くなるときもあると思います。そんなときは、仕事は自分を成長させるための場だと思うぐらいの感覚で、仕事を楽しむ姿勢も必要です。
確たる結論もありませんが、最後に一つだけ、私が感じるところを申し上げますと、現在の日本社会は、
「行動派のパラダイス」だということです。
積極的に行動ができない人間は、いわゆる「負け組」と呼ばれるような経済的にも苦しく、社会的な地位も得られない存在になる可能性が高いでしょう。
良い悪いの問題は置いといて、
どんどん積極的に行動した人間が「勝つ」のが、現代社会であり、日本の社会の構造なのです。 行動派の人たちにとっては、
楽しくて仕方のない社会に違いありません。
要するに、行動派の人間になれば、 この格差社会でも「勝ち組」と呼ばれるような成功者になれる確率が高いでしょう。 私は非行動派の人間なので、「負け組」として、落ちぶれるしかないのでしょうか(嗚呼、悲)。 このあたりに関しては、今後もコラムで私の考えを述べたいと思います。